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特集企画

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DETAIL 種子島から全国へ!大人気「安納芋」の美味しさの秘密に迫る!!魅力あふれる島、種子島へおじゃり申せ!?

日本の秋冬には欠かせないグルメのひとつ、さつまいも。

その中でも近年、非常に人気の高い「安納芋」という品種をご存知でしょうか!

安納芋は、別名「蜜芋」とも呼ばれ、食べると甘い蜜が染み出てくるような

非常に糖度が高い、主に種子島で収穫されるさつまいもです。

今回は、そんな安納芋に焦点を当て、実際に種子島に赴き

安納芋の美味しさの秘密を探る旅に行ってきました!

図1

種子島へは、羽田空港から鹿児島空港で乗り継ぎ

飛行機で約3時間。思っていたよりもアクセスが良く

アッと言う間に種子島空港へ到着!

空港には現地の方言で「いらっしゃいませ!」という意味の

「おじゃり申せ!」と大きな看板が掲げられ

旅の雰囲気を盛り上げてくれます!

図2

ここからは、車に乗り換え島内を周ります!

まずは、種子島の歴史を学ぶため

「種子島開発総合センター」へ。

図3

種子島は、旧石器時代に人類が生活をした

数少ない離島の一つで鉄砲伝来の地として有名です。

現在は種子島宇宙センターなど

日本における宇宙開発の一翼を担っています。

また最近ではサーフィンの名所としても知られ

マリンスポーツ等も盛んに行われています!

図4

種子島の歴史を学んだ後、向かったのは

「日本甘藷栽培初地之碑」!

「甘藷」とは、現在のさつまいものこと。

江戸時代、日本全国が食料難で苦しむ中

琉球より、さつまいもの苗を譲り受け

この地で試行錯誤の上、日本で初めて

栽培に成功し食料難から人々を救った

「さつまいもの神様」こと

大瀬休左衛門が祀られているのです。

日本のさつまいもは

種子島のまさにこの地で誕生し

日本全国に伝わっていったのです!!

次に、そんなさつまいもの聖地で

実際に安納芋の畑を見学させて頂き

農家の方々にインタビューをさせていただきました。

図5

Q.安納芋の歴史を教えてください

A. 70年程前から島内で食べられていました。

本格的に島外へ出荷を始めたのは、10年前頃から。

その頃は、他のブランド芋に比べると形が悪く

あまり人気がなかったんです。

それが5年前くらいから、焼き芋にした安納芋の美味しさが

全国的に話題を呼び一躍、島の名物になったんです!

図6

Q.種子島の安納芋はなぜ美味しいんですか

A.四方を海に囲まれた種子島の土には

ミネラルが豊富に含まれています。

そんな土質と種子島の気候が美味しい安納芋を育てるんです!

また、こだわりの専用肥料と徹底した排水対策で

芋を守っているんです!

図7

Q.美味しい安納芋を私たちが食べられるのは、いつ頃ですか

A.今の頃(取材は5月)は、芋の苗を植えたばかり。

収穫は8月末頃です。

そこから1~2ヶ月程寝かせる事で、糖度が増すんです。

最後に糖度のチェックを行い、糖度が10.7%以上の物を

種子島の安納芋として出荷します!

皆さんのお手元に届くのは

9末~10月初旬頃だと思います!

現地の方の貴重なインタビューを終え

充実感に浸っていると… 事件発生です!?

車が道路の溝に脱輪してしまったのです!!

図11

私があたふたしていたところ

すぐに目の前を通る車が1台、また1台と止まり

あっという間に、3人の男性が助けに来てくださり

車を溝から出してくれたのです!!

皆さんこちらが、しっかりお礼を言う暇もなく

「気をつけてね~!」

と去っていってしまいました!

帰り道、思わぬハプニングではありましたが

島民の方たちの、自然体で飾らない優しさに

触れることができ、温かい気持ちで

取材を終えることができました。

図10

安納芋の取材を通して、種子島の農家の方の人柄

安納芋へのこだわりと情熱

島の美しい自然と気候すべてが

あの美味しい安納芋を作る

秘訣なのだと感じました!

そんな種子島の西之表市では今年7月で3回目を迎える

「安納いもスイーツサミット」という

安納芋を使ったスイーツの頂上決戦が行われます!

夏頃は島内のお祭りなども多く、種子島の魅力を

存分に感じることのできるシーズンなので

種子島の魅力を体感しに訪れてみてはいかがでしょうか!

ぜひ一度、種子島へ「おじゃり申せ!!」