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DETAIL ~僕たちの未来を考える~ コインチェックハッキング事件~580億円が消失!?~

みなさんこんにちは!鶴山です!

 

今回は、コインチェックのハッキング事件について解説します。

かなり大規模なハッキングで、ニュースにも大々的に取り上げられましたね。
今回の事件は、仮想通貨に特にかかわっていない人々の耳にまで届いたようです。

 

何が起きたかというと、コインチェックというサービスを使って、人々がお金を払って買っていた『NEM』という仮想通貨。
(仮想通貨というとビットコインが有名ですが、今回は『XEM』という種類の仮想通貨が登場します。)

これが、なんと丸ごとハッキングされ、すっからかんになってしまったのです!

その被害額、なんと580億円・・・!

というのが今回の事件です。

スカイツリーの予算が650億円くらいということを考えると、いかに大きな被害かということがわかるのではないでしょうか。

 

ここで、過去のハッキングの事例を見てみましょう。

まず、仮想通貨ではなく、普通のお金のハッキングの事例から。
年明け前、2017年11月にはネパールの銀行がハッキングされ、5億円が奪われる事件が発生しました。

その1年前の2016年にも、バングラデシュの中央銀行がハッキングされる事件が発生しています。
このときは、90億円もの大金が奪われる大事件となりました。
(ちなみに90億円というのは、銀行へのハッキング事件の被害額の中でも最大級です。)

言い方は悪いですが、銀行のようなお金が絡むところへのハッキングというのは
『大金を手にすることができる』ので、以前からよく狙われています。
(もちろん2016年よりもずっと前から、です。)

当然ハッキングした際に手に入れられる金額が大きければ大きいほど、

世界のどこかにいる悪い人たちは何としてもハッキングをしようとします。

今回のコインチェック事件の被害額はあのバングラデシュのハッキング事件の6倍以上!
これも言い方が悪いですが、今、仮想通貨へのハッキングは
『非常にお金になる』のです。

ですから、小規模なものから大規模なものまで、
仮想通貨のハッキングはいま非常に活発に行われているといいます。

この仮想通貨の記事を読んでいるあなたも、実際に周りの人に聞いてみてください。
「仮想通貨を盗られたことはないか?
それか、知り合いで、盗られたという人はいないか?」と。

きっと1人くらいは。見つかることでしょう。
(もちろん、筆者の周りにもいます・・・)

 

過去の『仮想通貨』のハッキング事件だと、2014年に起きた
『マウントゴックス事件』というものが有名です。

このときは、『マウントゴックス』という名前の、仮想通貨を買えるサービスを行っていたところがハッキングされ仮想通貨を盗まれてしまいました。

その額およそ470億円。

結局、この時はマウントゴックスを使っていた人々のお金は返ってきませんでした。
これもかなり大きな被害のですが、今回の580億円がハッキングされたことを考えても、今回の事件のすさまじさが分かるのではないでしょうか?
(ちなみに仮想通貨の歴代のハッキング事件の中でも最大の被害額となっています。)

 

 

コインチェックは社長が東工大出身の27歳の方。社員も70名ほどで、ベンチャーから一気に勢いをつけてきた、そんなに大きくはない会社です。

なくなってしまった580億円をポンと埋め合わせるほどの資金もないだろう、ということで
「預けていたお金が返ってこないのではないか?」と、
この日はコインチェックを利用していた人々の悲鳴が日本中に響き渡りました・・・

ですが、その翌日、
なんとコインチェックが460億円分の返済を人々に行うことを発表したのです!

これにより、騒ぎはある程度は落ち着きました。

もちろん、まだ完全に解決したわけではないので
今後の流れにも注目ですね。

それにしても、この460億円は、人々の予想を裏切って、
当然のように自社で用意したとのこと。

社員たった70名ほどの企業でこの資金力、
このコインチェックという会社の凄さが伺えますね・・・