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DETAIL ~僕たちの未来を考える~ ~五月祭の感想 後編~

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商品ターゲットがきれいに定まった
出店してみて驚いたのですが、
商品を買いに来たお客様は高齢者の方々が圧倒的に多かったです。

私は最初の予想としては、自分と同世代の人たちがよくスタバに行き写真を撮っていることから
「コーヒーショップを出せば若い世代にたくさん売れるだろう」と予想していたので高齢者の方々が多かったのは、意外な結果でした。

 

これは、今回のコーヒーショップが高齢者に突き刺さるブランディングとなっていたということです。

● 『珈琲』表記の古風な感じ
● 本格派志向

この二点が、今回のポイントだったように思います。

 

 

コーヒーのお店には海外のスタイリッシュな系統と、日本の、個人が営業している純喫茶のような系統の二つがありますが
今回はお年寄りにウけそうな純喫茶風の表記でした。

 

また、豆へのこだわりまで持つのは、お年寄りの”超コーヒー好き”に多いように感じます。
自分が普段コーヒーを飲むとき、思い返してみればコーヒー豆の産地までこだわることは特にありません。

しかし、お客様の中には「コーヒー豆はどこから取り寄せたやつなの?」というところまで興味を持ってくださった方々が結構な割合でいました。

 

袋売りしてた豆を 買って行く方々も。

 

 

これをもとに考えれば、次また同じ形でコーヒーショップを出す場合、散歩している高齢者が多い地域に出店すれば、ただ勘で出店する場所を選ぶよりかも良い結果が期待できると言ってよいでしょう。

 

逆に、若い世代にたくさん売りたいのであれば、ブランディングの方向性をちょっと変える必要があるということですね。

 

『コーヒー』という売りたいものが変わらなくても、届けたいターゲットが変わればブランディングの方向性は変わってくる、ということを学びました。

 

 

お店の経営の感覚が分かった
今回コーヒーショップを出店するにあたって、お店の業務をやってくれたスタッフには時給を払い
わたし自身の収入は売上から決める仕組みにしました。

(他の模擬店はクラス全員で無給で模擬店を運営し
最終的に、利益を均等に分配するのが普通です。)

 

予想より売り上げが伸びなかったので、
結果として私の収入は単純に時給換算すれば、スタッフのバイト代より低くなるという結果には終わってしまいましたが

「人を雇ってお店を回す」
「お金を投下してより大きなお金を生み出す」
という感覚を、実践をもって学ぶ事が出来ました。

 

 

優秀なリーダー論
今回、 お店全体をまとめ、スタッフに働いてもらうという『上の立場』について、学んだことがあります。

それは、
「優秀なリーダーとは、人を無理なく動かせる人のことなのだろう」
ということ。

 

今回コーヒーショップを出店するにあたって、お店のスタッフはTokyo Think Tank!のメンバーだけでは足りなかったので
メンバー外の人にも
「当日お店を手伝ってくれないか」
と声をかけました。

そのとき、ただ
「時給1000円で手伝ってくれないか」って一言いうだけでは、あまり乗ってくれないかなと考え

● 今回の経験は就活のときのアピールポイントとして使える
● コーヒー をハンドドリップするスキルが身につく

といったような、 スタッフをやることの魅力を伝えました。
( やってみてわかったのですが、ハンドドリップでコーヒー入れるのって、実際けっこう楽しいです笑
みんな夢中になってやっていました。)

 

人に頼みごとをするとき、ただ「これやって欲しい」とだけ頼んだり
何らかの 権利を 使って「やれ!」って言うのは

良い関係も築けませんし、やってくれる人のパフォーマンスも落ちますよね。

ただ命令するのではなく、無理なく人が動けるように工夫をする。
そういう人が優秀なリーダーなのだろうと、今までもなんとなく考えてはいましたが
今回の経験で、この考えが確信に変わりました。

 

 

最後に。
当然ながら、このようなコーヒーショップを一人だけで出店し、まわすことはできるわけがなく 。
今回協力していただいた、大口珈琲様の北河さん、佐藤さん
それから、お店のスタッフを手伝ってくれた仲間達。ありがとう ございました!

素敵なコーヒーショップを出店し、そして、お客さんに商品を届けることができました。

 

 

最後までお読みいただき、ありがとうございます。